計画停電が始まりましたが、皆様トラブル無くお過ごしでしょうか?
計画停電後のインターネット接続がうまくいかないケースが増えているようです。
「繋がらない!」といってすぐに慌てるのではなく、
接続機器の電源を一度抜いて順番にひとつずつ入れなおしてみましょう。
その時に各機器のインジケーターランプをよく見て、安定した動きになるまで待ってあげるのもコツです。
一般的にはパソコンをインターネットに繋ぐために家庭内には「モデム」または「ONU」と呼ばれる機器があります。
「モデム」は主にADSL回線に使用されており、
【電源ケーブル】
【電話線(電話器を使っているなら2本)】
【LANケーブル(状況によって1~数本)】が刺さっています。
「ONU」は光回線の終端装置で
【電源ケーブル】
【光ケーブル】
【LANケーブル(状況によって1~数本)】
ひかり電話を使用しておりルーター一体型の場合【電話線(通常1本)】
が刺さっています。
ご家庭によってはこの他に別途ルーターや無線ルーターを経由してパソコンへ信号が届けられていますが
停電時にはこれらの機器は当然電源が落ちる事になります。
それが、停電が終った瞬間に一斉に電源が入ることになります。
その時に望ましい順序で電源が入らないとうまくお互いの通信がやりとりできず不具合が起きる場合がありますので
それを解決するための手順が上にご紹介した電源の入れなおし、という事になります。
もう1つの問題がプロバイダのサーバー側の問題です。
プロバイダは各家庭のモデムとの通信のやりとりを行っています。
停電終了時、一定の地域から一斉にサーバーへの接続が開始されると
サーバーに大きな負担がかかってしまい、上手く接続できないご家庭が出来てしまいます。
それを防ぐ手段となるのが、停電中あるいは停電前に各ご家庭で機器類の電源を予め抜いておくことです。
停電復旧後、実際にインターネットを利用するときに電源を入れるのでも遅くは無いのです。
(電力の抑制にもつながりますよね)
本来ONUやモデムは電源を入れっぱなしで使用することを前提に設計されていますが
今はこのような状況ですのでぜひ停電の前に電源を抜いてトラブルを防ぎましょう。
また、事前に電源を抜いておくことで停電復旧時、瞬間的に過電流が機器に流れ込んで故障する事を防ぐ事もできます。
一点、ご注意いただきたいのは光ケーブルの扱いです。
この線は電線ではなく、被覆の下には光ファイバーがあります。
光ファイバーはガラス繊維ですのでねじれや曲がり、衝撃に弱く
一度切れてしまうと専門の機器で融接しないとつなぎなおすことはできません。
場合によっては外の線から引き込みなおしとなる場合もあります。
扱うときには慎重に行ってください。
現在プロバイダのサポートセンターもかなり混雑していて電話もつながりにくくなっているようです。
当社訪問エリアのお客様からの対応依頼には出来る限り早急にお応えするべくがんばりますので
何かご不安な事などありましたら遠慮なくご相談ください。