先日お伺いさせていただいたお客様のところで、直接ご依頼があった一件とは別のご質問をいただきました。
お仕事でしっかりパソコンを使われているお客様なので、たいていの問題は自己解決できる方なのですが、メーカーへの問い合わせをしても解決できなかったと。

何かな?と思いながら話を伺うと「Cドライブの容量が残り少なくなってしまったのでパーティションを変更し、容量を増やしたいがうまくいかない」との事でした。

PCを拝見させていただくとDドライブは大きく確保されていますが、Cドライブは残り容量が少なくなってしまっています。
そもそもWin7なのにCドライブが50GB程度しかない様子。
「?」と思いながらコンピューターの管理画面から「ディスクの管理」をを開くと、ドライブの一部が未割当領域となっており、パーティションを変更して、Cドライブへの割り当てを増やそうとした形跡があります。メーカーサポートに電話をしながらそこまでは作業ができたとの事。

が、残念ながらそこには決定的な問題がありました。

disc

上記の画像は実際のお客様のマシンの画面ではなく私のマシンの管理画面になりますが、ピンクで○をしたところをご確認ください。
これは「物理的に」ドライブが分かれている事を示しています。

お客様のマシンで「未割当領域」は(D:)があるのと同じ下側の「ディスク1」の方にありました。Cドライブはもちろん上側「ディスク0」にあります。

未割当領域が(C:)とは別のドライブにある場合、いくらCのディスクに追加しようとしてもそれは無理な話なのです。
例えて言うなら、ご自宅の一階のリビングが狭いからといって、いくら2階の部屋の仕切り壁を取り去ったとしても、1階リビングのフロアを広げる事はできないですよね? それと全く同じことだと考えてください。

今回のお客様の場合、64GBのSSDモデルを購入していたため(ご購入されたご本人も忘れていたそうですが)、元々Cドライブの容量が少なく、パーティション変更することは不可能だったわけです。

一つ非常に残念なのは、メーカーさんのサポートセンターに問い合わせをしているにも関わらず、「パーティション変更ができます」と言われ、実際に電話で案内を受けながら操作をしているという事…。
メーカーさんは機種・型番でどういったモデルなのかを把握できるわけですから、本来そのような案内はあってはならない事です。操作してみて結果できなかった時も「なんででしょうね、本当ならこれでできるはずですが」という中途半端な終わり方をしたようです。
実際の画面を見られない電話でのサポートというのは難しい側面がありますが、やはりメーカーである以上、型番でお客様の手元に何があるのかを確認するという基本の基本はしっかりやっていただきたいものだと感じました。
国内メーカーさんは価格よりもサポートやネームバリューを売りにしているはずなので、ぜひともその辺りを大切にしながら頑張っていただきたいと思います!


所沢・川越・狭山・ふじみ野およびその周辺
パソコンのトラブル・修理・設定・訪問パソコン教室・出張レッスン・WiFi導入・保守サービス等
どんなことでもお気軽にご相談ください

パソコン出張サポート ワンズ・ワン
0120-060-668