MOS Excel2007にチャレンジ予定の方からのご依頼をいただきました。
今までExcelをそれなりにお仕事で使われていて、今回MOSにチャレンジする事になったが、思うように勉強が進まないとの事。
MOSというのはMicrosoft Office Specialistの略で、マイクロソフト社の公式資格となります。
http://mos.odyssey-com.co.jp/index.html
WordやExcelなどのスキルを問う資格ですが、随時試験もあるため問題数や合格点数が公開されておらず、勉強するのに少しコツが必要な試験になります。
といっても…、基礎をしっかり抑えて、積み重ねていくという勉強にあたっての基本は変わらないのですが。
お仕事などで多少でも使っていると「ちょっと勉強すれば受かるんじゃないかな」なんて思ってしまいがちですが、実はそういう方が一番手こずるかもしれません。
どんなソフトであっても、「基本のキ」というのがあって、そこをしっかり身につけた上で先に進むのが効率良いのです。
ただ、仕事でなんとなーーーく使っていると、その「基本のキ」をすっとばしてしまい、普段使う範囲がそれなりに使えれば満足してしまう。
そうすると、新しい機能を覚えるのが難しかったり、バージョンが変わると全く使えなくなってしまったりします。
特に資格試験の場合は、広い範囲からいろいろな機能を組み合わせて出題される事も多いので、使えるつもりの人が勉強をしてみて「…思ってたよりも出来ない」となると、目の前がスーッと暗くなるように感じるかもしれません。実際、そういうお声を聞くことは非常に多いです。
というわけで、そんな方にマンツーマンでレッスンをする場合には、状況にもよりますが、一度基本に戻ってしまう事が多いです。
最終的に点数を取るためには、その方が早いので。
ただし、今回のお客様もそうだったのですが、試験日まで時間的に余裕が無い場合。
これは結構判断が難しいです。
全体の状況を見させていただいて、確実に点数を取れるところ、微妙なところ、全く理解できていないところを判断しながら、当日の得点にしっかり結びつくような指導をさせていただきます。
そんな中でもExcel習得に絶対に外せないこと。
●数式バーを見る癖をしっかりつける
数式バーを見ずに操作をすると、シートをまたいだ数式の作成などの際、参照セルが変わってしまっても気がつかない場合があります。
思っても見ないセルを選択したまま、入力動作にはいってしまうことも。
状況を確認する意味でも、数式バーを見る癖をつけることは大事です。
もちろん、普段のシート操作のなかでも、数式バーを意識する事でアクティブセルに表示されているものが、実は表示形式を利用した結果であったり、数式の結果であることを理解できます。
数式バーはExcelの中ではもっとも重要なツールの一つです。
●「確定」動作を意識する
セルを参照した数式を作るときに、対象セルをクリックして参照するというのは多いと思いますが、何かの拍子に別のセルをクリックしてしまって式が変わってしまうこと、ありますよね。
それは参照されたセルの入力動作が確定されていないから起こります。
確定するためには続く演算子を入力する、あるいはEnterキーを押して数式の入力自体を確定される必要があります。
他にも、全角文字入力時の文字への確定動作であるとか、日ごろ意識しないままに行っている「確定」操作はたくさんあります。
ただ、これを意識しないと、他の機能との組み合わせで使っていく場合に意図していたものと結果が変わってしまう場合があります。
自分が今何を操作しているのか、そしてその操作を確定するためにはどんな動作が必要なのか、意識する事が確実な動作につながり、ひいては効率の良い作業につながります。
試験時に「あれ？ これはなんで思うようにできないんだっけ？」と、何度も同じミスをしていては時間が足りなくなります。
●範囲選択など、基本操作を確実に一回でできるようにする
こちらも時間にかかわってきますが…。
例えば、画面をスクロールしなければ全体が見えない表の操作などの際、ドラッグ操作で全体を選択しようとすると、つい行き過ぎてしまったり、戻ろうとして戻りすぎてしまったりを繰り返す事になりがちです。
特に試験会場のＰＣではマウスの感覚も異なるため、いつも以上に思うように動かすことができなくなります。
そんな時にも確実に選択できる、他の技を身につけておくことは非常に有効です。
上記で例に出した範囲の選択の場合ですと、先頭セルをクリック→最終セルをShiftキーを押しながらクリックすることで簡単に解決できます。
Excelにはそんな裏技（？）がたくさんありますので、普段から使えるように意識をしておくと良いでしょう。
ワンズ・ワンでは資格試験前の重点ポイント補習も行えます。
マンツーマンでの対応ですから非常に効率的に、知りたいことだけを確認できます。
お気軽にご相談ください。
事業者様向けサイト
