新年早々、迷惑メールのお話です。
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「LINE」を名乗るところから「LINE」というタイトルのメールが届きました。
内容は
「お客様のLINEアカウントに異常ログインされたことがありました。お客様のアカウントの安全のために 、ウェブページで検証してお願いします。
こちらのURLをクリックしてください。安全認証」
という簡単なものです。
リンク先のURLも「www.line.me」となっていて、一見本物のLINEのサイトに行くように見せかけていますが、これは偽メールです。
偽メールの見分け方
私がこれをアヤシイと感じた理由はいくつかあります。
1.タイトルが「LINE」となっている
本来、メールのタイトルは本文(内容)が一目でわかるべきものです。
友人同士のプライベートなやりとりであればともかく、少なくともLINEのようなサービスを提供する会社が、タイトルを見て中身がわからないようなメールを送ることは考えにくいです。(ただ、LINEも本体は韓国の会社で、日本のようなきめ細かな気遣いはありません)
2.本文の文章がおかしい
こちらも、「正しい日本語として」という意味ですので海外の会社のサービスを使っている場合、一概に言えないこともありますが、LINEのように日本にも法人を持っている会社がこのレベルの日本語でメールを送ることは考えにくいでしょう。
3.表記URLがドメインのみ?
クリックさせようとしているURLを見ると「www.line.me」となっていますが、これは会社の電話で言えば「代表番号」のようなもの。
メールで届いている内容は、「アカウントの状況を確認してね」と言っているわけですから、本来は該当の下層ページURL(例:www.○○○.jp/kakunin のように「 / 」以降があること)を指定していなければおかしいです。つまり、電話で言えば担当者の番号が直接表記されているような事ですね。
4.リンクURLにマウスポインタを当ててみると…
決定的なのは、図にあるようにリンク表示のところにマウスポインタを当てた時に表示されるURLです。
私の使っているメールソフトだと、薄いグレーの四角い枠の中に表示されていますよね。
それが、クリックした時に実際に移動する先のURLになります。
www.linelin.me となっているのが見えますね。
今回はクリックした先はただの宣伝サイトのようなところでしたが、この移動先URLに個別のIDや自分のメールアドレスが挿入されているようなタイプだと、ご自身の情報を相手に伝えてしまう可能性がありますので充分に注意してください。
メール内のリンクはうかつにクリックせず、必ず一度ポイントして確認する癖をつけましょう。
普段から「?」と思う気持ちを養う事が、インターネットを安全に使うための第一歩です。
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